お問い合わせ

持続可能な経営

社会
ガバナンス
組織体制

LG CNSでは、CEO直属のセキュリティ担当組織を構成し、情報保護の専門性と独立性を強化しています。情報セキュリティ最高責任者(CISO)/個人情報保護最高責任者(CPO)が主導する定期・非定期の情報保護委員会と情報セキュリティ協議会を基盤に、主なセキュリティ関連の課題に対する迅速かつ効果的な対応策を話し合い、ポリシーの議決を行っています。

役割と責任

全社の情報セキュリティ・個人情報保護担当部署は、情報保護および個人情報保護分野の専門家で構成されており、情報セキュリティ全般にわたる総括業務を担当し、様々なセキュリティ脅威を識別して対応策を策定しています。

各部署の情報セキュリティ責任者および担当者は、人材やアセット管理などを行い、情報資産の保護とポリシーの実行に協力しています。

個人情報を取り扱う部署は、個人情報保護責任者および担当者を指定し、個人情報保護活動を強化しています。

様々な新事業に最適化された管理体制

LG CNSでは、多様な産業および新技術領域に対応可能な情報セキュリティ管理体制を策定し、お客様からの信頼性を高め、事業競争力を強化しています。

ポリシー

LG CNSは、情報通信網法、個人情報保護法、EUのGDPR(General Data Protection Regulation)など、国内外の関連法令に基づき、変化するデジタル環境や技術的潮流に柔軟に対応するための情報セキュリティポリシーを策定・運用しています。これにより、お客様および社会からの信頼を確保し、持続可能なデジタル分野における責任を果たします。

プロセス
セキュリティ点検プロセス

LG CNSでは、ソリューションおよびサービスのセキュリティ強化のため、サービスの企画段階から運用に至るまでの全プロセスにセキュリティ要件を反映させ、セキュリティ品質を確保するための点検・検討を体系的に実施しています。オープン前には、導出されたセキュリティ要件が適切に反映されているかどうかをセキュリティ検討によって確認し、運用段階では常時セキュリティ脆弱性のチェックを行っています。

個人情報保護プロセス

個人情報が安全に処理されるよう、個人情報処理システムの導入前に個人情報影響評価を実施し、毎年、個人情報内部管理計画の実態点検、個人情報取扱者向け教育、個人情報受託会社の管理実態の確認を行っています。

グローバルなセキュリティコンプライアンスプロセス

LG CNSでは、海外法人の設立から運用に至るまで、必要かつグローバル基準に基づくセキュリティ管理を実施しています。EUのGDPR(General Data Protection Regulation、一般データ保護規則)、ベトナムの個人情報保護法など、グローバルなセキュリティ規制を遵守し、海外法人との緊密な連携を通じて、グローバルなセキュリティ脅威に先制的に対応しています。

先制的な予防
ゼロトラスト・セキュリティ戦略によるセキュリティ事故の先制的予防

LG CNSでは、AIトランスフォーメーション(AX)時代における急速なIT環境の変化に先制的に対応するため、「ゼロトラスト(Zero Trust)」セキュリティのパラダイムを実現しています。「信頼できるものはない」という原則のもと、ゼロトラストに基づくセキュリティ戦略を策定し、セキュリティ事故を事前に予防しています。これにより、AI、クラウド、ビッグデータなどのデジタル革新を、安全かつ効果的に推進しています。

様々な活動

LG CNSでは、情報資産をセキュリティリスクから保護するため、管理的・物理的・技術的な情報セキュリティ活動を定期的に実施しています。

セキュリティ領域主な活動内容
情報セキュリティポリシーの策定および管理
  • 全社情報セキュリティ規程およびガイドラインの策定・管理
  • 情報セキュリティ関連法令への対応
  • 年1回以上の規程改訂および公表
人的セキュリティ
  • 年1回以上の情報セキュリティ教育および常時のセキュリティ意識向上活動
  • 全社的なセキュリティ活動の広報
  • 入退社時の誓約書作成およびセキュリティ点検の実施
  • プロジェクト投入時における協力会社の人的セキュリティ管理
外部者管理
  • 協力会社との契約時における個人情報保護関連の遵守事項の明示
  • 個人情報受託会社に対する定期的なモニタリングおよび監査
セキュリティ点検
  • 管理的・物理的・技術的な保護措置に対する定期・随時監査
  • 個人情報コンプライアンス遵守に向けた個人情報管理システムの運用および点検
  • システムの脆弱性点検およびペネトレーションテストの実施
情報セキュリティ事故への対応
  • 情報セキュリティ事故への対応手順の策定、年1回以上のシミュレーション
オフィスセキュリティ
  • 事業場ごとの重要度に基づいた立入統制の実施
情報セキュリティ教育

すべての役職員および協力会社の従業員がセキュリティの重要性を理解し、実践できるよう、定期的なセキュリティ教育および常時の意識向上活動を実施しています。また、入退社時にはセキュリティ誓約書の作成およびセキュリティ点検を義務付けることで、情報資産の保護責任を強化しています。

教育名主な内容教育対象者
個人情報保護教育

個人情報取扱者/担当者/責任者のための個人情報保護における遵守事項

個人情報 取扱者/担当者/責任者
情報セキュリティ基礎教育

自社セキュリティポリシーおよび業務中に遵守すべき注意事項に関するクイズ形式の教育

協力会社、海外法人を含むすべての構成員
開発セキュリティ教育脆弱性ゼロのシステム開発を実現するためのセキュリティ遵守事項プロジェクトに携わる構成員
協力会社向けセキュリティ教育

協力会社が遵守すべき情報保護に関する注意事項

協力会社の構成員
悪性スパムメールシミュレーション

LG CNSでは、悪性スパムメールの侵入によるマルウェア感染を予防し、警戒心を高めるため、すべての役職員および協力会社の従業員を対象に、悪性スパムメールシミュレーションを定期的に実施しています。こうした取り組みを通じて、実際のリスク状況に備えた迅速な対応力を強化し、社員のセキュリティ意識を向上させることで、組織全体のセキュリティレベルを持続的に高めています。

外部からの攻撃に対する予防活動

LG CNSでは、ハッキングやマルウェア拡散など高度化する外部攻撃に備え、積極的に予防活動を行っています。セキュリティ事故発生時の被害拡大を最小限に抑えるため、侵入脅威をリアルタイムで探知し、迅速に対応するための体制を運用しています。また、電子メール経由で侵入するマルウェアおよびランサムウェアを遮断するソリューションを導入し、より安全な勤務環境の構築に取り組んでいます。

人材管理組織

LG CNSでは、持続可能な未来をともに築いていく優秀な人材を発掘・育成するため、採用から能力開発に至るプロセス全体にESGの価値と人材像を反映させています。タレント&キャリア室は、新卒採用チームと専門家スカウトチームで構成されており、新卒採用チームは潜在性のある新規人材の発掘とグローバル人材プールの拡大に注力しています。専門家スカウトチームは、外部専門家の採用および柔軟な人材運用を通じて組織の競争力強化を図っています。これにより、人的能力ベースの持続可能な経営を実現し、社会とともに成長する企業としての責任を果たしてまいります。
 

ラーニング&ディベロップメント担当は、構成員が各自の分野で最高の専門家へと成長できるよう、技術能力とビジネスコンサルティング能力を体系的に育成しています。構成員一人ひとりが自身の専門性に誇りを持ち、国内外のお客様や市場において認められる人材を育成するため、技術能力教育、リーダーシップ開発、技術能力評価、対外教育などを統合的に担当し、以下の方向性に基づいて活動しています。

 

  • One CNSの構成員に中核的能力を身に付けさせ、最高の専門家へと育成するとともに、ロイヤルティ・リーダーシップ・正しき品性を備えた人材を育成し、健全な組織文化を構築する
  • 技術人材を的確に認証し、専門家が専門家を育てる体制を構築するとともに、お客様向けの差別化された教育/認証サービスを通じて教育事業の拡大を支援する
人材管理戦略

LG CNSでは、お客様にさらなる価値を提供し、持続可能な成長を実現するため、DXを越えAXを主導する最高レベルの人材を積極的に採用・育成しています。専門性(Insightful Expert)、革新(Game Changer)、自主と責任(Empowered Achiever)、成長(Self-Motivated Learner)、協業(Synergy Builder)、尊重(Open-Minded Listener)といった人材像に基づき、AI技術力を備えた未来型人材を確保し、グローバルAI企業としての競争力を強化しています。また、画一的な教育を越え、パーソナライズされた学習体験を提供するとともに、技術認証試験(Technology Certification Test)を通じて構成員の能力を客観的に診断し、動機づけを行っています。
さらに、LG CNSが保有する優れた技術コンテンツおよび教育アセットを活用した社外向けB2B・B2C教育事業を展開し、財務成果のみならず、企業ブランド価値の向上にも寄与しています。

カスタマイズ型能力強化

LG CNSでは、職務・役割に基づくカスタム型教育を通じて構成員の技術能力強化に取り組んでいます。AI・データ・クラウド・Agile・AM1)などのDX技術の専門性向上のために体系的な教育体制を設け、専門家の育成を加速しています。また、すべての構成員が新技術のトレンドを迅速に習得できるよう、「Insight+Techセミナー」などのプログラムを定期的に実施しています。2024年からは「K-Digital Training」事業を通じて就職希望者向けにAM教育を提供しており、系列会社向けに実施していたAX教育を顧客企業にも開放して拡大することで、B2BだけでなくB2C領域にも教育事業を展開し、財務業績およびブランド価値向上に貢献しています。また、AX専門家の育成、GDC(Global Delivery Center)2)・AIDD(AI Driven Development)3)を活用した上級スキル強化、PM Schoolの運用、リーダーシッププログラムおよびフォーラムを通じて、実務リーダーの実行力および次世代リーダーシップのパイプラインを体系的に強化しています。さらに、技術能力コミッティー評価4)および認証方式の多角化を通じて能力診断の精度を向上させる一方、ベトナム/インドネシアビルドセンター5)を中心に海外人材の技術力強化を図り、グローバル成長をともに牽引するパートナーへと育成しています。

1) AM(Application Modernization):俊敏なビジネスのために複雑なプログラムを小さな単位に分割し、統合・再構成する技術

2) GDC(Global Delivery Center):時空間の制約を越え、事業領域別に専門性を備えた海外開発者とグローバルに協業する体制

3) AIDD(AI Driven Development):分析・設計・開発・テストの全プロセスにAI技術を実装し、実行プロセスを最適化してAIアシスタントを活用しプロジェクト遂行を革新する方式

4) コミッティー評価:職務の基礎知識だけでなく、現場で発揮される能力を技術専門家委員会が評価する方式

5) ビルドセンター:LG CNSが設立した実行専門組織

AXの専門家集団
AX専門優秀人材の確保

LG CNSでは、DXを越えAXをリードする最高レベルの専門家を確保するため、AI、ビッグデータ、クラウド、スマートファクトリーなど多様な分野において、IT能力を基盤としたカスタム型採用を実施しています。最終合格者には、ITキャリア教育および職務特化教育を提供し、迅速に業務へ適応できるよう支援しています。また、夏季・冬季インターンシッププログラムを通じて、大学および大学院(修士・博士課程)の学生を対象に潜在力の高い人材を早期に発掘しており、修士・博士号を保有する応募者には一定の選択的柔軟性も提供しています。インターンシップ期間中には実務課題に取り組み、最終合格者には卒業後、新入社員として入社できる機会を提供しています。

産学協力プログラム

LG CNSでは、韓国の主要大学との産学協力を通じ、IT分野の優秀人材の育成・確保に注力しています。夏季・冬季の採用連携型インターンシップをはじめ、AI、ビッグデータ、コンサルティング、セキュリティなど、専門分野別の教育課程を運営し、技術開発協力、コンテスト、教材出版など、多様な連携活動を展開しています。さらに、地域の拠点大学との協力を拡大し、AX分野の人材育成を目的として、毎年30名以上の大学院生を選抜し、授業料全額および生活費を支給するとともに、卒業後のLG CNSへの入社を保証する産学連携プログラムも実施しています。

年度大学内容
2025

KAIST

産業工学科修士課程「AX人材育成トラック」新設

2024

ソウル大学

産業工学科修士課程「人材育成トラック」新設

延世(ヨンセ)大学

「知能型データ・最適化学科」新設
2023

高麗(コリョ)大学

「AIデータサイエンス学科」新設
自己主導型キャリア開発プログラム「My Career Up」

LG CNSでは、構成員の自主的なキャリア開発を支援するため、希望する職務や部署を自ら選択して異動できる自己主導型キャリアプログラム「My Career Up」を運用しています。構成員は社内掲示板を通じて募集告知を確認し、エントリーおよび選抜プロセスを経て、約2ヵ月以内に組織異動が可能となります。これにより、構成員は多様な業務経験を通じて能力の幅を広げることができ、組織は自律性とモチベーションを基盤とした成長の好循環を構築しています。多くの役職員が本プログラムを通じて希望するキャリアを実現しており、LG CNSは入社後も継続的なキャリアアップを積極的に支援しています。

AX専門家の教育体制と育成

LG CNSは、技術専門家中心の組織として、構成員のDX能力強化を目的に、体系的な技術教育を継続的に拡大しています。保有技術およびレベルに応じたカスタム型教育を提供し、社内外の専門家が実務に基づく知識とノウハウを伝授しています。また、役職員がいつでもどこでも学習できるようオンライン教育プラットフォームを導入するとともに、プロジェクト現場中心の出張教育も実施するなど、実務密着型の学習環境を構築しています。さらに、子会社・協力企業・GDCを対象としたオンライン/オフライン教育を通じて協業エコシステム全体の力量向上を図り、本社-GDC間の協業教育プログラムを通じて、実際の協業効率およびプロジェクト開始スピードを強化しています。AX事業およびその遂行をリードする専門家を育成するため、業務領域ごとにAX専門家を定義し、役割・遂行業務・必要能力を導出し、これを基に教育体系を策定・運用しています。また、AX専門家専用の必修教育課程とプロジェクト経験を反映した社内資格認証基準を策定し、AX専門家の育成を推進しています。

リーダーシップとグローバル能力の強化

LG CNSでは、構成員のリーダーシップおよびグローバル能力を強化するため、さまざまなプログラムを運用しています。独自のリーダーシップモデルに基づき、定期的なサーベイを実施してカスタム型のリーダーシップ開発案を策定し、全社リーダーシップ・フォーラム、コーチングプログラム、リーダーケアなどの取り組みを通じて現場での実行力を向上させています。また、リーダー候補群育成体制を整備し、リーダーシップ・パイプラインを体系的に構築しています。さらに、米国・ベトナム・インドネシアなどの海外市場における事業展開を支援するため、グローバル能力の強化にも注力しています。内部専門家が開発した実践中心の語学プログラム「G-CAMP」をはじめ、ベトナムGDC専用教育とカスタマイズ教材、1:1ネイティブスピーカーコーチングなど、実務直結型のグローバルコミュニケーション能力向上を体系的に支援しています。

リーダーシップフォーラム

G-CAMP

技術能力評価制度

LG CNSでは、構成員が専門分野で技術専門家として成長できるよう、体系的な評価および支援制度を運用しています。2016年から独自の技術能力認証試験であるTCTを施行しており、技術および事業環境の変化に合わせて毎年評価体制を高度化しています。2024年には、専門家が同僚を評価する「技術能力コミッティー」制度を導入し、現場で発揮される能力をより正確に評価しています。さらに、中核技術人材を選抜するための評価制度も併せて運用し、等級別の成長機会および差別化されたインセンティブを提供しています。

対外顧客企業向け教育/能力認証

LG CNSでは、社内に蓄積された優れた技術コンテンツおよびアセットを活用し、B2B・B2C教育市場において差別化された技術教育および能力認証サービスを提供しています。系列会社を対象に、ITからAXまで教育領域を拡大し、技術能力向上に貢献しています。また、韓国政府の支援事業である「K-Digital Training」を通じて、若年層のIT能力強化だけでなく、採用への連携も積極的に支援しています。

方向性

LG CNSは、お客様、役員・社員、株主・投資家、協力会社および地域社会と共生するため、すべてのステークホルダーの人権と価値を尊重しています。事業場が所在する各国・地域の労働関係法令およびお客様の要件を遵守するために継続的に取り組み、必要な改善を推進してまいります。
 

LG CNSは、世界人権宣言を中心に、OECD多国籍企業行動指針(OECD Guidelines for Multinational Enterprises)、国連グローバル・コンパクト(UNGC:UN Global Compact)の10原則、国連子どもの権利条約(UN Convention on the Rights of the Child)、国際労働機関(ILO:International Labour Organization)中核的労働基準、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」(UN Guiding Principles on Business and Human Rights)など、国際機関における人権保護および労働基準を遵守します。

LG CNSは、構成員の意見を積極的に反映し、それを肯定的な変化へと繋げていくことを目指しています。その一環として、「現場中心のCNS」を中核キーワードに掲げた「ピープルケアプログラム」を拡大しており、本社のみならず、プロジェクト現場で勤務する構成員を対象とした現場訪問型ケアプログラムを継続的に運用しています。

 

また、定期的な現場の勤務環境点検を通じ、出向勤務者が安全かつ快適に働ける環境整備に取り組んでいます。今後は「サイトケア」に加えて「ONE CNS」「ファミリーフレンドリー」を新たなキーワードとして掲げ、支援領域を多角化していく計画です。役職員が誰でも参加できる統合ケアプログラムや、多様な家族形態を考慮したファミリープログラムを運用し、職場の価値を広げることで、役職員の日常がより豊かになる勤務環境づくりを推進しています。また、プロジェクト現場を中心としたサポートプログラムも引き続き多様化させ、地域に関わらず各サイトのニーズを事前に把握し対応することで、全事業場の構成員の満足度と集中度を持続的に向上させていく予定です。

人権尊重
差別の撤廃
強制労働の禁止
児童労働の禁止
労働時間の遵守
賃金と福利厚生
結社・団体交渉の自由
個人情報の保護
安全および保健
実践活動
ピープルケアプログラム

LG CNSでは、勤務地の多様性を尊重し、各サイトの構成員のニーズに応えるため、現場中心のピープルケアプログラムを通じて、構成員にプラスとなるエクスペリエンスを提供しています。ピープルケアプログラムは、サイトケア・ファミリーケア・組織の活性化・リフレッシュの4つのテーマで構成され、計40のプログラムを運用しています。

女性リーダーフォーラム

LG CNSは、女性リーダーのキャリア開発とネットワーキングを支援し、リーダーシップ能力を強化するために女性リーダーフォーラムを運営しています。フォーラムは、外部の女性CEOによるレクチャー、グループディスカッション、CEOとの懇談会などで構成され、女性リーダーの成長を後押しするとともに、先輩・後輩間の活発なコミュニケーションの場を提供しています。今後は、女性リーダーのキャリア開発および実行中心のリーダーシップをテーマとする構成へと拡大し、女性リーダーが持続的に成長できる基盤づくりに取り組んでまいります。

カスタマー・ハラスメントの予防とクレーム処理

LG CNSでは、顧客応対プロセスで発生し得る不当な扱いから構成員を保護するため、現場への直接訪問によるヒアリングを実施しています。また、構成員アンケート、ハラスメント撤廃に向けた広報動画の制作および顧客企業への配布などを通じ、役職員が不要なストレスなく業務に集中できる環境づくりを支援しています。さらに、構成員から寄せられる苦情を合理的に処理し、人権の保障・職場満足度の向上・健全な労働環境づくりを実現するため、常時稼働するクレーム処理プログラムを運用しています。構成員は社内クレーム処理掲示板を通じて、いつでも問題を申告しサポートを受けることができます。

育児休業

LG CNSでは、法定育児休業期間を含め、最大2年間の育児休業を利用できるよう支援しています。これにより、小さな子どもを育てる構成員は、家庭で子どもと過ごす時間を十分に確保することができます。この制度は、子どもを持つ構成員の特性を尊重し包摂するというLG CNSのポリシーに基づいており、構成員は育児休業を気軽に活用できる配慮とサポートの文化のもとで、ワークライフバランスを実現できます。

障がいを持つ構成員のサポート

LG CNSは、障がい者雇用の創出と福祉の増進のために、子会社型の障がい者標準事業場である(株)幸福マルを運営しています。本社および主な事業場において、社内カフェ、オフィス空間の清掃、視覚障がい者によるマッサージサービスなど多様な職務を通じて安定的な勤務機会を提供しています。専門のカウンセラーと管理者がメンタルケアとキャリア開発を一緒に担当しています。障がいを持つ労働者のための専用休憩スペース、利便施設、団体保険など勤務環境も体系的に整備されており、障がいを持つアーティストによる定期的な展示の開催や外部機関との協業を通じた社会貢献活動も活発に行われています。こうした取り組みの結果、幸福マルは障がい者雇用優秀事業主、差別のない職場優秀事業場、障がい者雇用促進有功表彰など、さまざまな外部認定を受けており、インクルーシブな雇用文化の拡散に貢献しています。

障がいを持つ子どもの特別支援教育費の支援

LG CNSでは、障がいを持つ子どもを持つ構成員が仕事と家庭を両立できるよう、特別支援教育費を支給しています。公立・私立に関係なく、入学金、授業料、学校運営費などを実費ベースで支給しています。これは、障がいを持つ構成員だけでなく、その家族の事情まで含めて共感し、包摂するというLG CNSの取り組みの一環です。

共生の方向性

LG CNSでは協力会社との信頼に基づき、公正かつ透明な取引文化づくりに取り組んでおり、協力会社が競争力を強化できるよう多角的に支援することで、持続可能な同伴成長のエコシステムを構築しています。

① サプライチェーン管理ポリシー
      - 協力会社管理体制(戦略グループ、協力グループ、取引グループ、潜在グループ)
      - 同伴成長担当専門組織の運用(協力会社支援、公正取引協定の締結)

② 下請管理ポリシー
      - 公正取引委員会「下請負公正取引四大実践事項」の遵守
      - 標準下請契約書の使用など、下請負関連法の遵守

 

LG CNSでは、毎年実施する定期評価を通じて優秀な協力会社に優先的に取引の機会を提供しており、様々な支援活動を通じて協力会社自身の成長をサポートしています。これは、プロジェクト成功率の向上、事業機会の拡大へとつながります。LG CNSは、長期的に協力会社と共に堅実な成長を実現していくことを目標に掲げています。

協力会社に対する支援の強化
協力会社新卒採用支援

LG CNSは、中小協力会社の人材確保を実質的にサポートするために、韓国の主要就職サイトに協力会社専用のオンライン採用ブースを開設して就職希望者のアクセス性を高め、2006年から協力会社採用予定者を対象にソフトウェア開発集中教育課程である「U-Campプログラム」を実施しています。同課程は、協力会社の現場のニーズに合わせて実務中心で構成され、教育を修了した人材は即座に協力会社に採用され実務に投入されています。こうした採用連携型の教育とプラットフォームによる支援を通じて、LG CNSは協力会社の競争力強化と持続可能な成長に貢献しています。

協力会社とのコミュニケーションの強化

LG CNSでは、協力会社とのより円滑なコミュニケーションのため、協力会社ポータル「パートナープラス」上で「パートナー企業コミュニケーション広場」を運用しています。これにより、協力会社は自由にビジネスを提案し、協業の過程で発生する苦情や課題について相談することができます。また、契約手続きや代金支払いに関するクレームについても、改善を要請することができます。

協力会社専用サイト(パートナープラス)

同伴成長指数評価「最優秀名誉企業」に選ばれる

LG CNSは、協力企業との共生を中核的価値として掲げ、公正な取引秩序の確立と同伴成長文化の拡大に継続的に取り組んできました。その結果、同伴成長指数評価において7年連続で最優秀等級を獲得し、「最優秀名誉企業」に再び選定されました。さらに、公正取引協定の履行を通じて、公正取引委員会からの表彰も受賞しています。今後も、信頼に基づく持続可能なパートナーシップを通じ、健全な産業エコシステムの構築に努めてまいります。

同伴成長指数7年連続最優秀名誉企業表彰楯

中核的な管理項目時期主な活動
協力企業とのコミュニケーション

通年

  • 協力会社懇談会の開催
  • 協力会社協業満足度アンケート調査
  • 常時VOS(Voice Of Supplier)の運用
協力会社の競争力強化活動

通年

  • 協力会社専用オンライン教育プラットフォームの運用(IT技術教育・職務教育の支援)
  • 優秀新卒採用支援プログラムの運用
  • 成果共有制度への参加
協力会社への財務支援

随時

  • 直接金融支援、同伴成長ファンド、ネットワークローン
  • 下請代金100%現金支払
公正性と透明性の強化

年1回

  • 主要協力会社のESGセルフチェックの運用
サプライチェーンにおけるESGの管理

LG CNSでは、協力会社を対象にESGセルフチェックリストを提供し、自己点検が行えるようにしています。また、主な協力会社を対象に、ESG経営および評価に関する教育も実施しています。

管理方法対象内容
サプライチェーンESG教育LG CNSの協力会社ESG経営・評価に関する理解向上のための教育
サプライチェーンESGセルフチェック環境経営、労働・人権、雇用および差別の禁止、勤務環境、安全保健経営、倫理経営など
専門組織

LG CNSは、全社の安全保健業務を担当する専門組織である安全保健室を中心に、データセンター、プロジェクト別の安全保健管理体制を構築して運用しています。全社安全保健管理規程に基づき、事業場ごとに安全保健管理責任者を選任し、産業安全保健委員会、労使協議体などを通じ、構成員から聴取した意見に基づく改善活動を実施しています。

 

LG CNSは、2019年にISO 45001(労働安全衛生マネジメントシステム)認証を初めて取得しました。本社および各データセンター、工事中のプロジェクトを含む国内の全事業場が認証対象であり、6,800人の構成員(全構成員の98%)が労働安全衛生マネジメントシステムに基づいて業務を行っています。毎年、全社組織を対象に内部・外部審査を実施し、労働安全衛生マネジメントシステムを維持しています。

妥協のない安全戦略

LG CNSは、安全衛生を妥協できない経営の最優先価値と認識し、構成員が安全で健やかな勤務環境で業務に臨むことができるよう、「安全保健方針及び目標」を策定し、履行しています。
 

LG CNSでは、業務および作業中の有害リスク要因を改善するため、事業場ごとの特性を反映したリスク評価(工事プロジェクト:上/中/下判断法、事務職群:チェックリスト法)を実施しており、事故リスクの高い工事プロジェクトを対象に、事業段階および時期別の安全点検体制を運用しています。また、万が一の事態に備えて「事故調査及び対策策定」プロセスを構築し、事故による被害の最小化と再発防止に取り組んでいます。

安全増進活動
安全衛生に関するヒアリングと改善

LG CNSは、自社および協力会社の構成員を対象に、さまざまな安全衛生関連のコミュニケーションチャネルを運用しています。四半期別の産業安全保健委員会、工事プロジェクト別の安全保健会議体(労使協議体、安全保健協議体)をはじめ、SHE担当者アンケート調査などを通じ、労働者からのヒアリングおよび実質的な改善に向けた取り組みを継続しています。

非常事態対応能力の強化

LG CNSでは、上半期・下半期の非常対応シミュレーションおよび実際の避難訓練を通じ、役職員のリスク対応能力を強化しています。また、実習中心の心肺蘇生法教育により、緊急時にも落ち着いて対応できるよう継続的に取り組んでいます。

構成員の健康の増進と管理

LG CNSでは、構成員の健康を守るため、健康診断をはじめとする多様な健康管理サービスを提供しています。高リスク群の場合は、健康診断の項目設計から結果相談まで1:1で密着管理を行っており、「CNSすきまストレッチ」、「CNS体力100」など、構成員参加型の健康増進プログラムを実施しています。

社会的価値の創出

LG CNSでは、対外協力チーム主管の下、全社役職員をはじめ、NGO、協力企業など多様なステークホルダーとのパートナーシップを通じて社会貢献活動に取り組んでいます。弊社はITの技術力を基盤とするAX(AI Transformation)の競争力を活かし、青少年向け教育を中心とした社会貢献プログラムを実施しており、「専門能力の活用」「役職員と一緒に」「地域社会との共生」という3つの方向性を設定し、実行力を強化しています。また、支援対象の選択と集中によりカスタム型プログラムを提供し、政府および専門機関との協力を通じて社会的価値創出の効果を最大化しています。LG CNSは、こうした活動を通じて企業の社会的責任を果たし、地域社会とともに歩む成長を実現してまいります。

AIジニアス

「AIジニアス」は、IT専門家の卵を育成するためにLG CNSが独自に開発した青少年向けAX教育社会貢献プログラムです。子どもたちがソフトウェアとAIの基礎学習を通じて思考力を育み、問題解決能力を向上させられるよう、実習と体験活動を中心に授業を構成しています。LG CNSはソウル市教育庁と協定を締結し、2017年から青少年を対象に無料教育を実施しており、そのほか島嶼・山間地域や社会的弱者層を対象に教育範囲を継続的に拡大しています。2024年までに、約21,000人の児童・生徒を対象に教育を提供しています。

- 中学校対象教育
自由学年(期)制の対象となる中学校の正規授業時間に編成され、一日6時間、生徒たちが必ず知っておくべきAIについて教育を行います。中学生たちは、生成AI、チャットボット、ビッグデータ、スマート物流ロボットづくりなど多様なテーマの実習課程を体験し、AIとソフトウェアをわかりやすく、楽しく学ぶことができます。
LG CNSの構成員が自発的に講師として参加し、生徒たちの進路探索と将来設計をサポートするメンターの役割を担っています。AI、ビッグデータ、クラウドなどAX事業の最前線で勤務するLG CNSの専門家がAIジニアスの講師となり、生徒たちに質の高い教育を提供しています

 

- 特殊学校対象教育
LG CNSでは、ソフトウェア教育を受ける機会が限られていた障がいを持つ子どもを対象に、カスタム型のプログラムを実施しています。生成AIによるオリジナルストーリーづくり、AI自動運転車、AIと芸術体験など、子どもたちが直接体験できる教育を提供し、社会的弱者層におけるソフトウェア教育の格差解消に取り組んでいます。

 

- 小学校対象教育
LG CNS入社満2年目の新入社員が“コーディングの一日先生”となって小学校を訪問し、ワンデーコーディングクラスを実施するプログラムです。一日4時間、子どもたちがスクラッチコーディングプラットフォームを使って直接ゲームを作成したり、様々な実習活動に参加することで、小学生がコーディングに親しむ機会を提供しています。全国各地の教育庁と協業し、2025年までに計5校38クラスの児童のもとへ赴き、LG CNSの新入社員が直接講師として活躍し、小学生に親しみやすいソフトウェア教育を提供しています。

関連資料
AIジニアスアカデミー

AIジニアスアカデミーは、LG CNSの未来のソフトウェア・AI人材を育成するための高校生対象教育プログラムです。2021年から、ソフトウェアおよびAI分野に夢と才能を持つ生徒を選抜し、差別化されたIT新技術教育とメンタリングを提供しており、IT新技術と結びつけたAI創作プロジェクトを通じて、生徒の進路設計を実質的にサポートしています。

[プログラム課程]

- AIオープンクラス:10あまりのAIミッションをクリアしながら自然にAIの基本原理と概念を理解できる、AIジニアスアカデミーの最初の課程です。動画と学習資料を活用し、子どもたちがミッションをクリアするとメンターがフィードバックを提供する方式で、AIを学びたい全国の高校生向けにオンラインコンテンツを無料で提供しています。"

 

- ブートキャンプ:AIアドバンスト・プロジェクトのための準備段階です。LG CNS本社のあるLGサイエンスパークに集まり、チームごとにプロジェクトテーマを決め、目標と計画を設定します。LG CNS構成員による特別レクチャー、プロジェクト報告書の作成法講義などを通じ、進路に関する悩みを共有し、一緒に学ぶ機会を提供します。

 

- AIアドバンスト・プロジェクト:AIアドバンスト・プロジェクト期間中、生徒たちは成果物の完成に向けた様々な活動を行います。この段階を通じて、生徒たちは問題解決過程を経験し、さらに成長する機会となります。LG CNSは、ソフトウェア・AI教育、ハードウェア制作支援、専門家によるメンタリングなどを提供し、プロジェクトの完成をサポートします。

 

- AIチャレンジデー:AIチャレンジデーは、AIジニアスアカデミーの最終成果物を共有し、優秀作を表彰するイベントです。生徒たちが失敗から学び、プロセスを通じた達成感を味わう機会を提供します。

関連資料
ページトップへ